リスクを下げて独立する7つのコツ【弱々フリーランスの実体験】

リスクを下げて独立する7つのコツ キャリア

「独立して自由に働きたいけど、失敗が怖い…」
そんなふうに感じている人は多いと思います。

僕自身もそうでした。会社員を辞めるまでに4年かかり、ようやく独立して2年ほど。

順風満帆ではありませんが、なんとか生き延びています。

そこで今回は、そんな“弱々フリーランス”の僕が実際にやっておいてよかった「リスクを下げて独立する7つのコツ」を紹介します。

無理なく一歩を踏み出したい人の参考になれば嬉しいです。

独立リスクを下げるコツ7選

独立リスクを下げるために実践しておきたい行動は以下のとおりです。

  1. 生活コストを徹底的に下げる
  2. 最低2年分の生活費を貯めておく
  3. 小さく始めて、成果が出るまで会社員を辞めない
  4. 身近な人の理解を得てから動く
  5. いざという時に戻れる場所を作っておく
  6. 相談できる人をつくっておく
  7. 大きな固定費(住宅ローンなど)を抱えない

1.生活コストを徹底的に下げる

独立を目指すなら生活コストは低く抑えておくのがおすすめです。「生活コスト=毎月稼がなければならない金額」になるからです。

もし一時的に稼げなくても、月15万円ぐらいの生活コストならバイトでカバーすることも可能になります。

たまにテレビで自分にプレッシャーをかけるために高い家に住むべきみたいな話を聞きますが、個人的にはナンセンスです。事業を成功させるには気合だけではどうにもならないときがあります。

自分に変なプレッシャーはかけず、生活コストを低く保ちましょう。

2.最低2年分の生活費を貯めておく

貯金も大切です。リスクが怖い人ほどたくさん蓄えておくのがおすすめですが、目安として生活費2年分以上あれば、経験上安心できると思います。

3年分だと貯めるのに時間がかかるし、1年分だと独立してすぐにお金の問題が発生する可能性があり、事業に集中できない可能性があります。最低2年分あれば、事業に集中して取り組める期間が作れると思います。

また、貯金=粘れる期間でもあります。事業が上手くいかない時期が長くても試行錯誤できますし、結果として上手くいかなくても後悔も少ないはずです。

  • もっとやりようがあったんじゃないか
  • 自分にはフリーランスが本当に向いてないのか

自分の場合、そこらへんが腑に落ちるまで1年半ぐらいかかったので貯金は2年分あると良いかなと。

3.小さく始めて、成果が出るまで会社員を辞めない

成果が出るまでは会社員を続けた方がよいです。本業を続けながら副業で頑張るのは時間が無くて本当に大変ですが、安定した収入が毎月入ってくる状態は精神的なゆとりにつながります。

その精神的ゆとりがあればこそ、冷静で大胆なチャレンジができると思います。

実際、本業を辞めてコミットした人より、本業を続けながらサイドプロジェクトとして起業した人のほうが成功している確率が高かったという研究結果も出ています。

独立する前に、最低でも生活費が稼げるぐらい、もしくは時給換算で1時間あたり2,000円以上の収益が得られるようになってからが良いかなと。

4.身近な人の理解を得てから動く

家庭がある人は、パートナーの理解を得てから動きましょう。独立直前に報告して了承をもらおうとしてもだいたい失敗します。

  • なぜ会社員を辞めたいのか
  • どういうプランで進めるのか
  • 失敗したときどうするつもりなのか

最低でもこれぐらいは早めに伝えましょう。早めにジャブを打ち続けることで本気度が伝わります。

できれば味方になってもらえると安心です。具体的な助けは期待できなくても、失敗したときにバカにされたり責められたりしない関係でいてもらえると精神的にラクに動けます。

5.いざという時に戻れる場所を作っておく

個人的にかなり大事だと思っているのが、失敗したらどう対応するか考えておくことです。僕の場合、前々職の方々との関係性が良好で、顔を出せば「戻ってこい」と言ってもらえていたため、「最悪土下座すればそこで雇ってもらえそう」と考えていました。

「もう独立すれば会うこともない」と考え、所属先をないがしろにしてしまう人も時々いますが、とてももったいないと思います。自分の人材価値をそれなりであっても理解してくれている人は世のなかに多くありません。将来を見据えて、できるだけ良好な関係で退職をしましょう。

すでに職場とは関係が悪くて無理…という方は、困ったときに月20万円で雇ってくれる社長さんなどを見つけておくのも良いかもしれません。

「あの人ならまた一緒に働きたい」と思ってもらえるように日々の仕事を丁寧にこなしておく。これも立派な“独立準備”のひとつです。

6.相談できる人をつくっておく

事業をはじめると会社員では分からなかったことにたくさん遭遇します。そのため相談できる人は必ず欲しいところです。

「自分の周りには会社員ばっかりで相談できる人なんていない…」という方は、交流会に行ったり、コミュニティに入ったりするのがおすすめです。

スクールに入ってしまうというのもアリです。僕は出会ったばかりの人に相談するのが元々苦手なのでそうしました。

「困ったらこの人に聞けば大丈夫」という人がいるだけで、チャレンジしやすくなります。

7.大きな固定費(住宅ローンなど)を抱えない

これは個人的な後悔ですが、一軒家などの大きな固定費を抱えない方がフリーランスは動きやすいと思います。人が集まる都会の方が仕事が多いからです。

いまはクラウドソーシングでも仕事がたくさん見つけられますが、「月〇回出社必須」の案件もけっこう多く見られます。そしてそういう案件って出社以外の条件は良かったりします。

「あぁ、近くに住んでたら応募したのに…」なんて思うこともしばしば。

独立を考えている人は、独立して生活が安定してから家を建てた方が納得の人生プランになると思います。

まとめ

独立は勇気のいる選択ですが、工夫次第でリスクを下げることが可能です。

  1. 生活コストを徹底的に下げる
  2. 最低2年分の生活費を貯めておく
  3. 小さく始めて、成果が出るまで会社員を辞めない
  4. 身近な人の理解を得てから動く
  5. いざという時に戻れる場所を作っておく
  6. 相談できる人をつくっておく
  7. 大きな固定費(住宅ローンなど)を抱えない

興味があるけど、なかなか動けない…という方は、上記を参考に少しでも実践してみてください。まずは会社員を続けながら実践すれば、事業が上手くいかなくてもリセットするだけで済みます。

一歩でもやってみると色々な気づきが出てくると思います。

  • 自分で事業やるのが楽しい
  • 思ったより楽しくない
  • 毎月給料が入るってすごいことだな

などなど。その気づきを得るだけでもとても価値があります。ぜひチャレンジしてみてください。

それではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました